渡辺淳一さんといえば、男女関係の小説特に不倫を扱ったものが多いのだが、この本は読後何となく爽やかって言うのではないけれど、そんなに不愉快にはならなかった。
これは彼の持つ筆タッチの良さによるものだろうか?
てなことはさておき、あらすじは・・・・・
夫は医者で、妻は雑誌の記事を書くのを仕事としている。
はじめは夫が単なる浮気をしていたのだが、それを見てみぬ振りをしていた妻もまた不倫に走った。
けれど、二人とも相手に本気にはなる気はなくて・・・・・。
関係が続いていく・・・・。
夫も妻が不倫をしていると薄々感づいているのだが、かといって問い詰める勇気もない。
妻は妻で、火遊びをしたと後悔するが、それでも相手の強引さに負けて関係を続けてしまう。
そしていつしか、夫婦お互いが薄々感ずいてはいるものの、あまり深く問い詰めることはなく元の鞘に収まっていく・・・・。
こんな内容だった。
所謂ダブル不倫のお話。
こんな夫婦は多いのだろうか???
オラは見て見ぬふりは出来んだろうな・・・・。
夫でも妻でもこんな関係であっても続けていきたいと思うのだろうか?
判りません。
あまりに古いので画像がありません。
だいぶ前に出版されているので、古本屋で見つけられると思います。